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インフラエンジニアの仕事を振り返って

インフラ_サーバー_振り返り IT

こんにちは。とみちゃんです。


私はこれまでプログラマー、インフラエンジニア、社内SEと、IT関連の仕事で3種類の仕事を経験してきました。


この記事では、インフラエンジニアの仕事を通じて、会社に対する思いやあり方などを執筆してまいります。


技術的な話よりも、こういう環境だ!的な所を記載しております。


職種は興味があっても、どのような環境で働くのか、、、って結構大事になところでありませんか。


経験ベースになるので、結構リアルな話になります。


当時の心境も併せてお伝えする事で、中身の濃い事をお伝えできるかと。


請負契約でサーバ構築などの仕事をした時の仕事の契約内容によったりで偏る経験になると思いますが、特徴を執筆してまいります。


あくまで私の経験からの話になりますので、すべてが正解でもありませんが、インフラエンジニアを目指されるのであれば、会社を選ぶ際の1つの視点として参考にしていただけると幸いです。

インフラエンジニアの仕事を振り返る


短期案件で請負契約の仕事は残業が多い。


短期な案件だと、受注金額が低く、短い期間での作業完了を求められます。


主に構築部分を請負契約で受注した仕事に対して作業をしていました。シンプルなもので行くと、サーバーにOSをインストールする作業といったものになりますね。


台数が1台と少数だと、1日で作業を終わらすといった仕事となってきます。1日しか時間がないとなると、失敗や問題発生が起きると、時間調整が難しくなってきます。


短期決戦で臨まないといけない事が、仕事の中で重要度が高いです。


ITの仕事をしていると、何かしらシステムのエラーなどで、問題を解決しようとすると、時間があっという間に過ぎてしまいます。これは良くある話。


客先のサーバールームなどで作業する事が多く、限られた時間の中で問題解決するという事が、結構、気苦労します。


「間に合わないかも」っていう思いがよく隣り合わせとなっており、精神的に疲れますね。


そして、短期案件だと、案件が終わった後にスケジュールが空く事も避けたいので、営業の人が複数の案件を取りに行こうとします。


その結果、平行に複数の案件を進める事になったりして、より一層作業準備などに時間が取られて忙しくなることもしばしばです。


結果、残業が多くなってしまいます。


人権費の観点からも、客からしたら、定まった金額を基本的に払うだけなので、それ以上費用が発生しません。


請負契約の報酬は、基本的に支払う額は変わりませんからね。


その範囲内で受注側は対応する必要があり、状況が悪くてもその金額内で基本的に行う事になります。


なので、少しでも問題が発生したらその分、時間がかかってしまい、自社的に残業がつくほど赤字になります。


それを見越してか、残業時間を付けれない空気にもなります。


そうなってくると大変なのはエンジニアの社員になります。会社の売り上げに貢献しないといけないし、残業代がなければ残業しても、疲れるだけで気分も上がらないし、早く完了させないといけないし。。という事から気持ちを前向きに捉える事が難しく、悪循環になってしまいます。


この事業のやり方はあまり良いやり方でなかった気がしてます。

時間の制限


中小企業でこの働き方をしている場合は、構築の部分のみなど、限定された範囲になる事が多いです。


金額がかなり抑えられた受注となるので、難しい所だと思いますが、多くの企業がこのような状態になっているのでしょう。


大企業でサーバなども一緒に受注するような会社では、金額に少し余裕を持たせれるので、働きやすい環境があるかもしれません。


業務委託や派遣契約の場合は、相手先に常駐して仕事する事が多く、基本、仕事の責任は、客先になります。


請負契約の場合は、こちらで仕事をやりきる必要があるので、問題があった時などの対応は、すべて自分で解決して対応することになります。


規模の大きい案件であれば、スケジュールを長めにとったり、複数人でチームとなって仕事が出来ますが、小規模の案件だと、1人で対応する事もよくあるものです。


メーカーから請け負った構築をするとなると、結構タイトなスケジュールで任せられたりするため、余裕をもって作業する事が難しかったりもします。


また、人件費的にも、長い時間をかけて出来るものでもないので、内部的に期限が決められているような事も多いです。

定時より早く帰れる日もある


逆に早く帰れる事もあります。客先へ打ち合わせに行って、中途半端な時間だったり、現場作業が速く終わって都合が良ければ早く帰れたりします。


軽いサボりみたいなものです。


私もうまい事調整して早く帰れるようにしてました。


このような状況は、アプリケーション開発での仕事や、社内SEで働いている時と比べたら、セミナーで外出の場合くらいしかなかったりするので機会が少ないものです。


インフラエンジニアとしての仕事はそこの自由さが一番あったかもしれません。

作業の段取りが大事


準備8割作業2割って言葉を知ったのもこの仕事をしてからです。


まさにこの言葉の通りで、現地で作業する時間は限られているので、そこに向けての作業準備をしっかりしておかないといけません。


少しでも問題が発生したら作業の段取りが狂ってしまうので、問題が発生しないように準備にかける作業がとても大事になります。


現場作業時の流れ、作業手順、構築で必要となるお客さんの情報、持っていくものなど、あらゆるものの準備が大事となってきます。


この仕事を経験した事で物事につける段取りは上手くなったと自負するくらい、大きな財産となってます。


現場作業時は、何も考えずに作業出来るくらいの段取りが組めた時は最高な気分になりますよ。大体問題が発生するのですけどね。笑

プログラム開発の仕事をしていると、スケジュールを立てるというと、開発完了までに大体何日も跨っての予定となる事が多いです。そのような作業スケジュールの感覚とは少し違います。


プログラム開発の場合、ある程度ざっくりとした予定となるのですが、インフラ構築の作業スケジュールとなると、細かな作業単位での記載が多いです。


1日単位のスケジュールを詳細に書く事が多く、その日の段取りをしっかりと組む必要が多いものだと感じました。


そのため、作業の段取りを詳細に詰めないと、納期までに間に合わない事があったりするので、準備にかける時間が結構大事なものとなります。



はじめて行く企業が多かったので、色んな人と出会えるのも良い経験になります。たまに仲良くしてくれるお客さんもいて、仕事のモチベーションが上がる時もありますよ。


辛かった時の経験談


出張で遠方にいって1週間宿泊しながら作業をしてた時の事です。


作業最終日の終了間近に問題が発生し、解決が出来ず、終電を逃してしまい再度ホテルに泊まって早朝の4時頃まで仕事していた時は、本当に地獄だと思いました。。


誰にも頼る事が出来ない状況で1日を過ごしたので、心がやられましたね。


しかも残業代を付けれないような環境でしたので、やりがいを持つって意識がないとやっていけないものでした。


ホテル代がもらえたのは不幸中の幸いだと思ってました。笑


高い負荷をかけながらプレッシャーを受ける中で、やりがいを感じて前向きにやっていくと思う事が自分にとって難しいものでした。


結構大きな失敗でしたので、今でこそ良い経験で良かったと思えるのですが、それは今いる自分の状況からしての考えでもあります。


多分、同じ会社で働き続けていたら心がやられていたのだろうと思います。


自分を伸ばせる環境に身を置く。


仕事の仕方って会社の環境で大きく変わってくるところがあります。


とても厳しい会社では、自分で厳しいと感じている事になるので、続けていくならそれなりの覚悟を持ってやる必要があります。


そういう環境で働く場合は自分のレベルが上がるのは、間違いないでしょう。


ただ、自分への負荷が高くなりすぎる点も注意があります。


好きな仕事であっても、時間や責任、人間関係などが付きまとえば、焦りも生じてプレッシャーを感じる事になってしまいます。


そこに窮屈さを感じてしまうと、楽しめるようなものにもなりません。


バランスをもってする事が仕事が長続きする上で大事な事だと学びました。


この仕事をしていて、遠方へ出張するような事があっても、仕事終わりなどに観光する余裕もないほどでした。


心に余裕を持てるくらいで仕事をするのがベストですね。

環境づくりが大事


自分にとって働きやすい環境を作る事が大事です。

周りの環境に流されるように合わして過ごしていると、仕事中に起きる不都合を対処するためのしわ寄せが自分に来たりして苦労します。

人が足りない事や、安請負などして仕事で、苦労するのは、現場で働いて案件を完了させるエンジニアの人です。

多分、経験を多く積んで、自信が付いた状態で物事を発する事が出来たら、意見が通り、やりやすい事もあるかもしれません。

最初のうちは、苦労する事になると思います。

自分の意見にしっかりと芯をもって嫌な事や無理な事はしっかりと断っていく勇気も必要です。


転職者が多い企業。


転職者が多い企業に入社すると、入社した時の心情をお互いが分かっているので、溶け込みやすいです。相手も仲間が来たと気軽に接してくれます。


私も歓迎してもらいましたし、新しく入ってくる人にも気軽に接する事が出来るような雰囲気を作っていきました。


転職者が少ない企業に入社すると、その企業に溶け込む事を意識するようになってきて、それがまた自分のストレスにもなります。


こんな文化なのかと、自分の中でもこれまで働いた職場との比較をしてしまい、前職ではこうだったのに。。。と、前職の良かった事を気付かされます。


比較する事は悪い事ではないかもしれませんが、転職後の会社で中々口に出せない事も出てくるので、そういう所からストレスを感じてしまうかもしれません。


入社する前にある程度、覚悟しているものの、実際に働くと思いがけない所で色々と気づかされます。


何か月も働いていると慣れてくるものもありますので、気長にやっていると自然と乗り越えれると思います。


そういう面に比べると、転職者が多い企業は、ある程度周りの人が理解しているので、この会社ではこうしろ!的な事もなく、自分の自由に出来る環境があったと思ってます。


これをどのようにとらえるかですね。自由すぎて何していいのか分からなくなったりする事もあります。


それに比べ、文化がしっかりした会社は、ある程度決まった事を任せられたりして、作業が進めやすいと考える事も出来ます。


会社の特徴を理解し、自分の捉え方次第でやりやすさは変わってくるかもしれませんね。


企業の文化で会社の特色を見分ける事は転職において重要な事になります。


そのためにも、自分がどんな性格でどういう風に働きたいか・・・と自分を分析する事は必須です。結構意識しにくい所ですからね。


職務経歴書や履歴書は、採用されやすいように注力していきますが、自分が仕事のやりやすいような環境の事についての記載は少ないはずです。


そういう部分は別で整理しておいた方が良いのです。自分の中でポリシーをしっかりと作っておきましょう。


やりたい事とかもそうですが、結局環境があっていなかったら仕事がやりづらいものになってしまいます。


年収や、休日といった条件で選ぶのもありかもしれませんが、私は、働きやすさが大きいと思っています。


職場選びの最中でも、文化を読み取る事や、人間関係がどんなものかって判断するのはなかなか難しいですよね。


会社の人や面接時の面接官も良いイメージでしか言ってきませんからね。良いイメージを聞くのではなく、悪い所を聞くのもありかもしれませんね。自分の馴染みやすい職場なのか、マッチしているのかは就職前に分かっておきたいものです。

企業文化って驚くほど違ったりするものです。特に私の場合、IT系の企業から製造業系の企業に転職した時に、かなり苦労しましたよ。


社風というか、上下関係が厳しいというか。会社がというより、上層部の特定の人の影響だったりするのですけれどもね。

職場の雰囲気


転職組が多いとの理由からか、人と馴染みやすいものでした。


大量の採用活用をしていおり、全国的に10人くらいが毎月入社されているような会社でした。


新しい人との出会いは良い刺激になります。ただし、良くも悪くも個性の強い人が多かったです。

転職組が多いのですごく話しやすいのは確かでした。ただ、時が経つにつれて、色々と分かってきます。


管理職の人と、一般職の人との間で人間関係がギスギスしていた感じがありました。

ただし、転職してきた人も多かったからか、チャレンジ精神の大きな人が多かったです。



人間関係に深刻に悩む事はありませんでしたけど、頑張っている人と、さぼっている人が分かりやすく見えていて、頑張っている人の不満が溜まりやすい職場でした。


期待される人に、責任の重たい仕事が振られ、そこで楽する人と、大きく差が分かれた感じがありました。


大量に採用されている事もあって、辞めていく人もその分多い感じでした。

構築時についてですが仕事自体が、初めての人には勉強になりますけど、深い知識が必要とならなず、広い知識が求められる感じです。


アプリ開発と比較すると、アプリ側が、狭く深い知識、インフラが広く浅い知識といったイメージがあります。


請負という仕事であったため、仕事の責任範囲が大きく、ざっくりした仕事内容を請け負い、実はこんな細かい事を考えないといけなかったというような作業が割り込んできて、残業が常にあった感じでした。


売り上げも決まっていて、利益を出すためにも、残業時間を付けにくい空気がありました。残業はしてたのですけどね。

サーバエンジニアに対する印象

私の勝手なイメージでお伝えします。私がそうでしたが、学生時代にIT系の仕事に就くとは思っていても何も知識がなく企業に就職しようとすると、大体プログラミング系の方に進むのではないかと考えてます。



サーバ構築の仕事は、余程の興味がないと浮かばないものだと思っています。



何もわからず就いた会社で、たまたまインフラの仕事から始まって知識を持っている人か、プログラム開発者から転職したインフラエンジニアが多いイメージです。


実際に当時の同僚で、プログラマーからインフラエンジニアになった人は沢山いました。


それだけ、仕事をしていく中で後で分かって興味を持ってくるという人が多いのでしょうね。


私も仕事をしていくうちに、色んな職種がある事を分かって、そこに興味を持ち始めた1人でした。

世の中の仕事でいうとIT系は盛んな方です。色んな仕事がこれからも増えていくのでしょうし、インフラ基盤の知識はあって損はしない所です。

インフラ系の仕事の種類も色々


インフラ系の会社に入社しても、運用保守系の仕事だったり、構築系の仕事だったりでスキルなども変わってきます。


当時の会社で、運用にいた人が構築の仕事をしたいと強く望んでいました。


それはスキルが付くと思っていたからです。運用保守系の仕事をしている人は、構築の仕事をしていると、スキルアップ出来ると思われてました。


構築のスキルは身に付きます。ただ、運用保守系のスキルは身につかないので、お互いで別々のスキルが身につくものだと思っておかないといけません。


スキルが付くといっても、体力やメンタルが仕事についていけるものでないと、そううまくやりたい事だけするっていうのも難しい事なのだと学びました。


会社員として仕事をしている限り、完全に自分のやりたい事だけ出来るって事は、難しいのでしょうね。

転職者が多い会社のイメージ


上記でもお伝えしましたが、転職者が多いです。個性のある方が多いイメージでした。元ミュージシャンだったり、麻雀でプロの資格を持っている人だったりと色んな人がいましたね。


転職する事で良い経験が出来るのです。


色んな人と会える事です。その後、濃いつながりがないのですが、色んな人と会うとかなり勉強になります。


ITの技術力だけって訳でなく、人間としてどんな人生を歩んでいるのかなどを考えると、みんなやりたい事に挑戦して色々経験されているのです。


その結果、ITの仕事をされていたり、IT職がメインでない人だっています。


人生色々ですね。もし、私が新卒で入社した会社で一生いたとしたら、このような人と会う事はなかったのでしょう。


出会いって本当に自分の人生の勉強のためにも大事なものです。会社員での仕事がすべてでないって事ですね。人生楽しんでる人はすごく輝いて見えます。

自分にないものをしている人を見る事もとても勉強になりますよ。


当時は、他人の事なので、興味がなく、「ふーん。そうなんだぁ」的な感じで聞いていましたが、振り返ると、自分の人生に芯をもって過ごしている事が素敵な事だと思わされました。


そういう影響もあるからでしょうか、今では自分の人生を楽しもうと強く思えます。


周りの環境が変わる事で人生で学ぶ事は沢山あるのです。

さいごに

インフラエンジニアで仕事をしていた時の事を振り返ってみました。


技術的な所を学べる仕事でそこが問題なくても、環境がとんでもない所だったりすると、仕事をしていて辛い事もありますから、どこの会社でも自分が過ごしやすいような環境づくりは必須なのでしょう。

今後、インフラエンジニアへ転職を考えられていれば、働く環境について少しでも参考となればうれしいです。



職場が違えば、また働き方も変わってくる事がありますので、上記のような会社もあると頭の片隅に入れておいていただければと思います。


それでは、素敵な人生を送りましょうね!

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