IT業界のお仕事って色んな職種があるみたいだけど、
インフラエンジニアってどういうお仕事だろう?
こんにちは!とみちゃんです!
学生時代を経て社会人になるとき、夢を持って目標に向かった仕事を選びましたか?
私はなんとなく大学でIT(情報処理)の事を学んだので、とりあえずIT業界で働こうってふわっとした気持ちで会社を選びました。笑
学生時代は、情報系の学部でしたがインフラエンジニアの存在を知りませんでした。あまり話に出ないですよね。学校の講習でもプログラミングのイメージが強いので、存在が薄いのかもしれないです。
IT業界で働いていると、嫌でも色々学んでいきます。プログラマー時代に、インフラエンジニアに近い仕事をしていたので、専門職としてスキルを上げていきたいと思い、思い切ってインフラエンジニアへ転職しました。
1年半ほどインフラエンジニア(中でもサーバエンジニア)として働いた時の仕事内容をお伝えしてまいります。
インフラエンジニアとは
そもそもインフラって?
そもそものインフラとは何かですが、一般的な所で言うとガス、水道、電気などが思いつくのではないでしょうか。生活の基盤となるものを指します。
IT業界のインフラで言うと、システムが動作するための基盤が対象になります。
インフラエンジニアの仕事
システムを動作させるために必要な基盤部分に関わる技術者の仕事です。
システムが実際に動いている機械(サーバー)であったり、通信技術(ネットワーク)や、システムの内部でデータへアクセスする時のデータベース(DB)など、システムが動作するために目に見えない部分で沢山の仕組みが動いてます。
スマホで使っているLINEやTwitter、ゲームなどのほぼ100%は、裏で上記の仕組みが動いているはずです。
目に見えている部分がアプリケーションの画面とすると、プログラマーの仕事となり、インフラエンジニアは裏方の仕事というようなイメージになります。
このインフラ部分についても設計する人や、構築担当者、運用担当者などで分かれたりします。中にはすべて担当する人もいたりしますけど。こういうのは会社や規模によって変わってきますね。
各分野でサーバエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニアと呼ばれていて、就職サイトや転職サイトで調べるとITの業界でも職種を限定させて求人を検索できます。
下記からは、実際に経験した事のあるサーバエンジニアの仕事内容を紹介します。
サーバエンジニアの仕事
サーバ設計
営業担当の人と一緒にインフラエンジニアとして、お客様の所へ行き、お客様の要望にあったシステム構成を考えるような仕事をしました。
例えば、サーバが○台、ネットワーク機器が○台にストレージ(大容量のデータを溜める機械)の構成で、この基盤部分を構築するにあたって、どのような各機械事にどのような設定が必要なのか設計書を作成する仕事になります。
LANケーブルを○本準備して、ディスクが何本必要で、CPUはこれでメモリは○GBで、、、と物理的な物の設計から、データのサイズ、システム通信における経路の設計などの論理的な事まで考えて設計して資料を作り上げてました。
インフラエンジニアとしての上流工程になり、客の要望を設計として落とせるので、やりがいがあると思います。ある程度インフラエンジニアの知識がないと、いきなりこの工程をするのは難しいと思うので、構築の経験をしてから挑戦される事をオススメします。
サーバ構築
設計書を元にサーバを構築していきます。
客先のシステムが動いている部屋に入り、設置されたサーバーやその他の機械へ設定を行う事がメインにです。
手順書やスケジュールを作った後にOSや必要なソフトウェアのインストールを行います。
ネットワーク機器やストレージの設定も必要に応じて設定します。一通り設定が終わると、システムの構成に合わせた動作確認試験をします。
今はクラウドという技術が普及してきているので、実際に機械を触らずに、インターネットを通じて遠隔でサーバを構築するような仕事も増えてきていると思います。
この工程でスキルを学んでおくと、設計や上流の工程で力を発揮して活躍が出来るので、経験する事をオススメです。
短期構築プロジェクトの場合はしんどい
経験談になります。納期が短かく、人件費も多くかけれないような事も多い中、お客さんのシステム環境で仕事をするため、時間制限があったりするので、構築作業が大変です。
現場作業中で何かトラブルがあった時に解決方法を調べる時間がなければ大変です。
また請負契約でやっていたので、トラブルが発生した場合の責任はどこ持ちになるかなど技術面以外の所でも大変でした。
残業も多く、家に持ち帰って仕事をするなど良くありました。
サーバ運用
大企業のインフラ運用に関わった経験をお伝えします。
求められる能力は、システムを運用していくための知識です。ただ何処の企業でもシステム単位で運用方法が違ったりするので、最初から完璧に出来る人はいません。
初心者の人でも挑戦できるような仕事はあります。
構築経験があると多少はその知識を活かす事が出来ます。ただ、運用は独特の知識やテクニックが必要となります。
何よりもサービスが止まらないように運用していく事が必須です。
これはシステムの規模によっても運用者に求められるレベルが大きく変わります。例えば、消費者向けサービスで規模の大きいシステムの場合、システムが止まれば影響が大きくなります。
新聞に載ったり、ネットニュースで話題に上がるようなものもあります。このようなシステムの場合は、運用にも力を入れているので、作業が慎重になったり、人員が多かったりします。
求人などでインフラの運用保守の募集と記載があっても、実際にどのような事をするかはシステム次第で大きく変わる事を意識しといてください。
インフラエンジニアを目指す方へ
上記以外にもネットワークエンジニアやデータベースエンジニアもそれぞれで専門の知識が必要になってきます。インフラエンジニアとして、どの職種や工程で働きたいのかは明確にしておきましょう。
私はプログラマーとインフラエンジニアを両方経験してますので、感覚的ですが、両者を比較すると、プログラマーは狭く深い知識が必要で、インフラエンジニアは浅く広い知識が求められるようなイメージです。
ただし、インフラエンジニアとして運用の仕事をしていると、システム障害が発生した時の対応で、深い知識が必要になったりするので一概には言えません。
初めてインフラの仕事をした時に思ったのが、覚える事がいっぱいあるという印象でした。
パソコンの場合はLANケーブルが1本しか刺せないのが普通ですが、サーバーは何本もさせるようなものが多く、1本ずつ役割があるので、そういった所も設計時点で考えている必要があります。
パソコンがある程度詳しいから・・って軽い思いだけでインフラエンジニアになると、私みたいに学ぶ事が多く大変に思うかもしれません笑
構築か運用するのか立場でする事が大きく変わります。私の知人で運用者から構築へ変わろうとしてる人がいましたが、苦労されてました。
ポジションによっても活かせる知識が変わるってことですね。
まとめ
インフラエンジニアの仕事は、システムの裏で安定に稼働させるために必須のお仕事となります。
各工程や職種で内容が大きく変わりますので、この職を考えられている場合は、業務内容などを確認して、自分のやりたい事とずれがないよう活動されてはいかがでしょうか。
以上です。ご覧いただきありがとうございます!
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